第33回日本消化吸収学会は平成14年10月DDW-Japanに全面参加の形で開催致します。本学会の主目的が人体における消化吸収機構の解明、消化吸収障害を来す様々な疾患の治療法の開発である事は言うまでもありませんが、私たちは非経口栄養法の研究からこの領域に入りました。即ち、絶食下に非経口栄養を行う事が腸管に休息をもたらし色んな疾患の治癒が得られる事は大きな収穫でありましたが、一方ではこれが消化管粘膜の萎縮をもたらしBacterial translocationを来す危険性がある事が分かって来ました。それを防止するために様々の成長因子、栄養素の投与が注目されています。消化管生理は人類が古くから最も深く関わってきた問題を多くを含んでおり、まだまだ新しい課題が山積しています。DDWという大きな枠の中で参加者のすべての方々に快適な雰囲気の中で効率よく勉強して頂き、あとで本当に意義ある会であったと言われるよう頑張りたく存じます。出来るだけ大勢の皆様に参加頂きますようお願い申し上げます。