海道 利実 京都大・肝胆膵・移植外科

医師(移植医療)の立場から

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抄録

移植医療は,移植面談に始まり,術前精査・術前管理,手術,術中・術後管理,合併症治療,原疾患再発治療,長期フォローアップ,コーディネーター業務など多岐にわたる.したがって,移植医療の実践には,外科医,消化器内科医,腎臓内科医,呼吸器内科医,糖尿病内科医,精神科医,麻酔医,ICT,病理医など各領域の医師のみならず,看護師,コーディネーター,薬剤師,管理栄養士,理学療法士などコメディカルの総合力,すなわち多分野,多職種にわたるチーム医療が必要である.
例えば,肝移植患者が入院したら,筋肉量を含む栄養評価を行い,その結果に基づき,管理栄養士・理学療法士と相談し,栄養リハビリ介入を行い,術前全身状態を良好にする.術後も,患者の状態を見ながら,ICUにて早期経腸栄養・リハビリ介入を行うことで,早期回復や早期離床,感染症予防に寄与している.
本講演では,肝移植におけるチーム医療の実際や最近のイノベーション,さらに2011年から当院で定期的に開催しているチーム移植医療検討会について紹介する.

  • 索引用語1:肝移植
  • 索引用語2:チーム医療