運営委員長挨拶

2017年度日本消化器関連学会週間(JDDW 2017)の開催に際して

この度、2017年10月12日(木)〜15日(日)の4日間、福岡市(福岡国際会議場ほか)において、第59回日本消化器病学会大会(杉山政則)、第94回日本消化器内視鏡学会総会(伊藤透会⻑)、第21回日本肝臓学会大会(田中榮司会⻑)、第15回日本消化器外科学会大会(吉田和弘会⻑)、第55回日本消化器がん検診学会大会(岡政志会⻑)の5学会合同によるJDDW 2017を開催する運びとなりました。

JDDWは消化器の広範な領域における様々な立場の医師・研究者が一堂に会して、基礎的・臨床的研究の最新の知見を発表し討議する学術集会です。主題に関しては各学会の独自性を尊重しながら連携協力を図って重複を排除して興味あるテーマを設定し、消化器の広い領域のトピックスを網羅するようにしました。シンポジウム7、パネルディスカッション9、ワークショップ28を予定しました。さらに統合プログラムとして学会間の共通なテーマを取りあげて合同で討議する6セッションを設けました。JDDW企画として医療セミナー、日本消化器病学女性医師・研究者の会、倫理関連セッション(「倫理指針の徹底理解」)、メディカルスタッフプログラムも開かれます。

JDDWでは国際化を推進しています。発表・討議を英語で行うInternational Sessionでは、国内外のエキスパートを招聘し、10のセッションを予定しました。International Session以外の主題セッションでも、英文スライドによる発表をお願いしています。さらに本年度からはJDDWとKorea Digestive Disease Week (KDDW)、Taiwan Digestive Disease Week (TDDW)とのJoint Sessionも始まります。このJoint Sessionでは著名な研究者のほかに、Rising Star Programとして各国の有望な若手研究者が参加します。

また今回のJDDWでは、平成27年4月1日施行の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(文部科学省、厚生労働省)に基づいた運営を行うために、合同開催する5学会で統一の倫理指針を定め、演題応募の際にはこの倫理指針を遵守するように規定しました。応募演題数が減少することを危惧しましたが、JDDW全体として例年と同様に多くの演題をご応募いただきました。ありがとうございました。JDDWのスリム化を図り発表演題のqualityを高める目的で、各学会で採用率を85%未満におさめるように厳正な査読を行い、最終的に一般演題として2,778題、主題演題として742題を採択しました。

教育活動もJDDWの大きなテーマです。最終日には教育講演のみを行います。消化器の領域はきわめて広範囲であり、多種多様な疾患を対象としています。診療・研究はますます複雑かつ高度になり、一部では細分化が進んでおり、最新の知見にcatch-upしていくことは容易ではありません。ぜひJDDWおよび教育講演を、消化器領域全般についての知識をアップデートする機会としてもご活用ください。

JDDW 2017 運営委員会 委員長 杉山 政則
   
第59回日本消化器病学会大会 会長 杉山 政則
第94回日本消化器内視鏡学会総会 会長 伊藤  透
第21回日本肝臓学会大会 会長 田中 榮司
第15回日本消化器外科学会大会 会長 吉田 和弘
第55回日本消化器がん検診学会大会 会長 岡  政志

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