理事長挨拶

ご挨拶

第24回日本消化器関連学会週間(JDDW)は、平成28年11月3日(木)~6日(日)まで神戸で開催されます。JDDW 2016は、例年どおり日本消化器病学会(岡崎和一会長)、日本消化器内視鏡学会(藤本一眞会長)、日本肝臓学会(高山忠利会長)、日本消化器外科学会(木村理会長)の構成学会と日本消化器がん検診学会(野崎良一会長)で行われます。

例年のJDDWは参加者が2万人を超す国内最大級の学術集会ですが、本年はさらにアジア太平洋消化器病週間(APDW)が9年ぶりにほぼ同時開催されることが特筆すべき点です。APDWはアジア・太平洋諸国の消化器病、内視鏡、肝臓、消化器外科学会の合同集会ですが、最近は3,000名以上の参加者があり、これら地域の消化器専門家のみならず欧米諸国からも著名な講演者が集う予定です。APDWと同時開催されることで、JDDWの英語セッションなどにもこれまで以上に外国人参加者が増加することが予想され、一挙にJDDWの国際化が加速されると思います。これは、JDDWにとっても、我が国の消化器病学の臨床・研究のレベルを国際的にアピールするよい機会となると期待しております。

一方JDDWに参加される先生方には、APDWで招請される世界のトップリーダーの講演を数多く聞くことができるだけでなく、発展の著しいアジア太平洋地域の先生方と親善を深めるよい機会となることと思いますので、APDWへの参加登録もぜひお願い申し上げます。

今回は、APDWと同時開催されることもあって、参加費を高く設定させていただいておりますが、市民広場には、アジアンフードコートを設け、日本をはじめアジア諸国のさまざまな屋台食を、自由に楽しんでいただける初めての催しも行います。

JDDWでは、消化器病学の最新の問題を取り扱うシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップのほかに、外科・内科の複合的討論を行う統合プログラム、医療問題を取り扱う医療セミナー、昨年より開始したメディカルスタッフプログラムなど多彩なセッションがありますが、医療セミナーでは大きく揺れている専門医制度の諸問題を再度取り上げる予定です。昨年開始したメディカルスタッフプログラムも、医師だけでなく看護師、薬剤師、栄養士等、医療を担う専門家がよりよい医療のありかたをともに考える貴重な場であるという評価を得ております。将来的にはJDDWのメディカルスタッフへの参加開放も検討しております。

このように今年のJDDWはこれまで以上の多数の参加者が予想されますし、APDWにも参加される先生方には我が国ではあまり聞かれない斬新かつ多様な講演が企画されており、密度も濃くなっています。この2つの大きな学会の企画と取りまとめに多大なご尽力をいただいた、JDDW 2016運営委員長と、APDW 2016組織委員長を兼任された岡崎和一教授ならびに学会長の諸先生、プログラム委員の先生方に心より御礼申し上げます。

日本消化器関連学会機構職員一同、国内外の参加者が満足していただける学会運営ができるよう、これまで以上に努力してまいります。APDW 2016と同時開催される歴史的なJDDW 2016への参加を心よりお待ち申し上げます。

一般社団法人 日本消化器関連学会機構理事長
菅野 健太郎

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