24日 9:00-12:00 第13会場

公募・一部指定

ワークショップ 9

希少消化管疾患の臨床像と問題点(消化管アレルギー含む)
司会 松本主之 岩手医大・消化器内科消化管分野
  金井隆典 慶應義塾大・消化器内科
消化管領域の代表的疾患として,消化管腫瘍,クローン病や潰瘍性大腸炎などの慢性炎症性腸疾患,機能性消化管疾患が挙げられる.しかし,これらの疾患以外にも原因不明の難治性消化管疾患が存在する.たとえば,本邦を含むアジア人に好発する腸管Behcet病,本邦では稀とされてきたが近年その報告が増加している顕微鏡的大腸炎やセリアック病,好酸球性消化管疾患,非特異性多発性小腸潰瘍症,Cronkhite-Canada症候群などは,おそらく消化管疾患の専門医が少数ながら必ず経験し,診断や治療に難渋する疾患と考えられる.そこで,本ワークショップでは,比較的稀ではあるが難治性に経過する消化管疾患の臨床像と問題点を検討し,疾患概念,診断基準,あるいは治療法の確立にむけた糸口をみつけたいと考える.たとえ少数例であっても,臨床像の詳細な解析や病態解明に近づく分析は是非提示頂きたい.多くの演題応募を期待する.

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