23日 14:30-17:00 第3会場

公募・一部指定

ワークショップ 2

大腸がん検診におけるCTコロノグラフィの位置づけ
司会 野崎良一 大腸肛門病センター高野病院
  島田剛延 宮城県対がん協会がん検診センター
近年,大腸検査法としてCT Colonography(CTC)の有用性が数多く報告され,2012年には診療報酬における大腸CT撮影加算が認められた.臨床では大腸がん診療へCTCを導入する施設が増えてきている.一方,検診についてみると,がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(平成20年,以下指針)においてCTCは全く触れられていない.指針では,大腸がん検診の精密検査の第一選択は全大腸内視鏡検査とすること,および精密検査を全大腸内視鏡検査で行うことが困難な場合においてはS状結腸内視鏡検査と注腸X線検査の併用法を実施することとしている.そこで,本ワークショップでは大腸がん検診における精密検査法として,CTCをどのように位置づけるか考えたい.すなわち,検査精度・処理能力・偶発症・被曝・診断施設基準,撮影・読影の標準化の必要性などを検討し,CTCを精検方法として用いることの妥当性,および妥当ならどのような形でCTCを組み込むべきか議論したい.

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