23日 9:00-12:00 第13会場

公募・一部指定

シンポジウム 7

明日の肝癌診療のためのバイオマーカーの探索
司会 三善英知 大阪大大学院・機能診断科学
  坂元亨宇 慶應義塾大・病理学
肝癌のバイオマーカーとして,AFP, AFP-L3, PIVKA-IIが臨床の場で頻用されている.ただ多くの臨床医は,早期診断の点で腫瘍マーカーは,画像診断に勝てないと考える.一方,PubMedで肝癌とバイオマーカーで検索すると約9000の論文が見つかる.しかし,明日の肝癌診療に本当に役立つ肝癌マーカーは単にAUCの高さだけで競うべきものではない.バイオマーカーは,いかにクリニカルクエスチョンに答えを出すかによって評価されるべきである.近年の微量解析技術の進歩は,上述の3つのバイオマーカーに匹敵する多くのシーズを生み出してきた.問題は,それをいかに取り上げていくかである.本シンポジウムでは,臨床的なニーズに対して答えることのできる生化学的,病理学的な新規マーカーの探索研究,既知のマーカーによる特色のある臨床研究を中心に演題を集め,基礎・臨床の横断的な議論をしたいと思う.

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