23日 9:00-12:00 第7会場

公募・一部指定

シンポジウム 4

NAFLD/NASHの病態解析と新規治療
司会 渡辺純夫 順天堂大・消化器内科
  西原利治 高知大・消化器内科
NASHが提唱されてから35年を経て,日本におけるNASHの罹患率は非飲酒者の2〜3%であること,生活習慣病の合併頻度が高いことなどが明らかになった.肝病変の改善を治療目標とするNASH治療の第Ⅱ相臨床治験の参加者募集はすでに終了した.他方,NAFLD/NASH罹患者の多くは肥満を背景とするため,罹患者では肝臓死のみならず脳・心血管死のリスクも高いことも知られている.このため,生活習慣の改善による減量に,合併症に応じた中長期間継続可能な安全な薬物治療,さらにNAFLD/NASHの改善を目指した新規治療法を組み合わせて,総死亡率を抑制することが肝要である.そこで本シンポジウムでは,病態解析が日進月歩で進みつつあるNAFLD/NASHの現状を踏まえたご発表,近未来に実用化が期待される新規治療法,あるいは既存の安全性の高い治療法の応用に焦点を当てたご発表を期待する.

CLOSE