23日 9:00-12:00 第1会場

公募

シンポジウム 1

肝癌の予防・制御をめざすB型肝炎の治療戦略
司会 横須賀收 千葉大大学院・消化器・腎臓内科学
  八橋 弘 国立長崎医療センター・臨床研究センター
我が国のB型肝炎対策として,1986年にはB型肝炎母子感染事業が開始され,2000年にはラミブジンによる抗ウイルス療法が導入された.現在までに核酸アナログ製剤が導入された患者数は7万人以上と推定されている.しかしながら,HCV関連肝癌とは異なりHBV関連肝癌患者の新規発生数の著明な減少は確認されていない.今までのB型肝炎治療戦略が必ずしも我が国のHBV関連肝癌患者数を顕著に減少させていないのは何故か,そして今後どうすべきなのか,本シンポジウムで明らかにしたい.発癌機序とその制御,疫学,自然経過,発癌リスク,核酸アナログ治療成績,IFN治療成績など,HBV関連肝癌発生抑止を目指した各施設からの基礎および臨床研究成果について提示いただき,その答えを見出したい.

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