ワークショップ5

10日 9:00-11:00 第7会場

大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の
今後の展開

公募・一部指定

  司会 西田 博 パナソニック健康管理センター
    野崎良一 高野病院
大腸内視鏡検査は大腸がん検診の標準的な精検方法と位置付けられているが、人間ドックなどでは一次スクリーニングとして実施する施設も増えている。さらに新しい大腸検査法としてわが国でも普及しつつあるCT colonographyを導入する施設も出てきている。一次スクリーニングとしてこれらの検査法を導入するに当たっては、診断精度、効果のエビデンス、処理能力、コスト、偶発症、適正な検診間隔、便潜血検査との棲み分けなどを明らかにする必要がある。さらにCT colonographyにおいては表面型腫瘍の検出能、デジタル前処置、診断支援ソフトウェア(CAD)導入による読影の標準化や迅速化、診断医養成のためのトレーニング体制の整備、被曝線量の低減化などが解決すべき課題としてあげられる。本ワークショップではこれらの課題を整理し、今後の大腸がん検診を発展させるためのマイルストーンとなる議論を行いたい。多くの施設からの応募を期待する。