ワークショップ11

11日 9:00-12:00 第5会場

低侵襲な肝疾患診断法の進歩

公募

  司会 吉岡健太郎 藤田保健衛生大・肝胆膵内科
    飯島尋子 兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)
肝疾患の診断は肝生検によるところが大きい。しかし肝生検は侵襲性が高いため、替わりとなる低侵襲な診断法があれば、できるだけ回避すべきである。最近FibroScanやacoustic radiation force impulseにより肝硬度を測定し、肝線維化を推定する方法が実用化された。またFibrotestやFIB-4などのようにいくつかの血液検査データを組み合わせることにより肝線維化を推定する方法も実用化されている。肝生検では肝線維化のみでなく炎症、脂肪化、鉄沈着などの様々な所見が得られる。最近これらの所見についても低侵襲な診断法が報告されている。本ワークショップでは、これまで肝生検により得られていた様々な情報を得ることが可能で、肝生検に取って替わることのできる低侵襲肝疾患診断法について診断精度の検討や活用例などについて多くの応募を期待したい。