ワークショップ10

11日 9:00-12:00 第3会場

患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫

公募

  司会 松橋信行 NTT東日本関東病院・消化器内科
    藤城光弘 東京大附属病院・光学医療診療部
近年、癌をはじめとする大腸疾患は増加の一途を辿っており、大腸内視鏡検査の重要性は益々高まりをみせている。ひと昔前であれば、大腸内視鏡検査は苦しいもの、我慢するものという患者側の理解の元、少々乱暴な検査も許容される風潮があったことは否めない。しかし、内視鏡の検診への導入や、高齢化社会を迎え、基礎疾患を有する患者の増加に伴い、より慎重な対応が求められるようになっている昨今、我々も立ち止まって、自身の大腸内視鏡検査のあり方を見直す必要があろう。“患者にやさしい”とは、患者への説明・同意、前処置、内視鏡環境、スコープ選択、鎮静・鎮痛、内視鏡手技、術後指導、など、色々な状況が連想されるかと思われる。本演題応募においては、其々の施設で考え実践している“患者にやさしい”を御披露いただきたい。しかし、大前提として、大腸内視鏡検査の目的は見落としない全大腸の観察であることは申し添えておく。