消化器病学会 特別企画2

12日 14:00-17:00 第8会場

日本消化器病学会専門医カリキュラムの改訂

指定

  司会 中尾昭公 名古屋セントラル病院・外科
    滝川 一 帝京大・内科
現状の消化器病専門医研修カリキュラムは研修項目の羅列であり、カリキュラム実施に際してのガイドラインが不足している。また、現在米国の専門医教育のコアを構成する患者とのコミュニケーションスキル、チーム医療の考え方等が抜けており、知識やスキル偏重型で世界の研修カリキュラムの動向から遅れている。日本専門医制評価・認定機構からも倫理問題や医療安全への取り組みを専門医教育に取り入れるよう要請されている。消化器癌が増加している現状から、消化器病専門医の癌治療に果たす役割も期待されている。これらの諸問題を解決しつつ研修カリキュラムの改訂を行うため、2010年8月にカリキュラム改訂のワーキンググループを立ち上げ、総論(EBM、統計、腫瘍を含む)、上部消化管、下部消化管、肝臓、胆膵の5つのグループ毎に素案を作成し、パブリックコメントを募集してきた。本特別企画では、改訂案の最終版を発表し、広く意見を求めたい。