消化器病学会 特別企画1

12日 9:00-12:00 第8会場

日本消化器病学会ガイドライン(大腸ポリープ、機能性消化管障害、NAFLD/NASH)中間報告

指定

  司会 森實敏夫 日本医療機能評価機構
    渡辺 守 東京医歯大・消化器内科
日本消化器病学会では消化管・肝胆膵のCommon Disease6疾患について、EBMの手法に基づく診療ガイドラインを作成した。このガイドラインは学会やホームページを通じて広く意見聴取を行い、学会員に対する配本などフィードバックが行われ、継続的改訂を担保した等の点で評価が高い。2011年7月から、新たに3疾患(機能性消化管障害[FD・IBS]、大腸ポリープ、NAFLD/NASH)の診療ガイドラインの作成が開始された。新ガイドラインは関係学会・団体・研究班との連携をより強化し、既存ガイドラインでの内容の不統一、「推奨のグレード」の不統一、便益とリスクおよび費用効果の定量評価の不足、COI開示基準の不備などを改善するだけでなく、専門医教育への活用、市民公開講座の開催、定期的な改訂、英文化を視野に入れている。2013年9月を発表予定とし、現在、大変な勢いで進められている新3疾患ガイドライン作成の現状を議論したい。