パネルディスカッション8

10日 14:00-17:00 第13会場

東アジアにおける肝疾患の問題点と治療の特色

公募・一部指定

  司会 溝上雅史 国立国際医療研究センター・肝炎・免疫研究センター
    加藤直也 東京大医科学研究所・疾患制御ゲノム医学ユニット
東アジアは世界の中で最も肝疾患が多い地域であり、肝疾患の薬を扱う製薬企業にとっても最大の市場である。しかしながら、肝疾患の原因・病態・治療などは東アジアの中でも大きく異なる。また、医療保険制度の違いなども各国での治療方針に大きな影響を与えているものと予想される。わが国の肝疾患診療は、そのきめ細かさ、医療保険制度など、世界最高水準にあるものと思われるが、必ずしもグローバルスタンダードではない。東アジアの肝疾患の特色を明らかにし、わが国のみならず東アジアの肝疾患の将来を見据えたストラテジーを創出していくことは、日本がこの分野をリードしてゆく上でとても重要なことである。東アジアの肝疾患の現状報告、その肝疾患診療をどのようにするべきかのみならず、わが国の肝疾患診療のグローバル化についての示唆に富む演題を募集したい。