JDDWは、今年発足20周年を迎える。これまでの関係者の多大な努力により、国内で開催される消化器系最大の学術集会として順調に発展してきている。歴史的には米国のDDWが最も古くから消化器系合同の学術集会として運営を行ってきているが、ヨーロッパ（UEGW）、アジア/太平洋地域（APDW）でも国際組織として合同学術集会を開催し、そのレベルが向上している。また、それらの間の連携の動きも活発に行われており、AGAとUEGW、UEGWとAPDWの間には交流プログラムが開始されている。JDDWはこれまで主に日本語中心の発表が行われてきたため、その規模や内容に比して国際的な発信力や魅力に欠け、各国との国際的連携もあまり行われてきていない。今回JDDW20周年を記念し、それぞれの合同消化器病学会機構が、どのように運営され、どのような国際連携を行っているのかについて、各学会の代表者から講演していただくこととした。JDDWとの学術連携、交流についての可能性など、JDDWの将来の発展にとって重要な提言もいただけるものと期待している。多数方々のご来聴をお願いしたい。