消化器内視鏡学会 特別企画3

22日 14:00-17:00 第5会場

症例検討セッション:消化管 胃・大腸疾患の内視鏡診断の進め方−基本と実践−≪アンサーパッド≫

指定

  司会 斉藤裕輔 市立旭川病院・消化器病センター
    長南明道 仙台厚生病院・消化器内視鏡センター
近年消化器内視鏡の分野では,EUSや拡大内視鏡・NBIをはじめとするImage-enhanced Endoscopyなどさまざまなmodalityが開発され,胃・大腸疾患の診断における有用性が報告されている。一方,これらのmodalityを所有しない施設も多く,病変の存在診断・質診断の基本は通常内視鏡診断であることに変わりはない。胃や大腸に病変を発見した場合,その病変が腫瘍性疾患なのか炎症性疾患なのか? 腫瘍であれば上皮性か非上皮性か? 良性か悪性か? さらに癌であれば深達度・浸潤範囲はどうなのか? ULはあるのか? これらの診断は,治療の進歩と相まってより重要性を増してきている。本セッションでは,選りすぐった症例を通してどのように病変の質診断に迫っていけばよいかをじっくりと検討し,診断の根拠となる所見を学びたい。さらに時間が許されればX線やEUSが有用な病変についても言及したい。