会長挨拶

第78回日本消化器内視鏡学会総会 会長
工藤 進英 昭和大横浜市北部病院・消化器センター

この度第17回日本消化器関連学会週間(JDDW2009京都)・第76回日本消化器内視鏡学会総会の会長を拝命致しました。会期は2009年10月14日(水)〜17日(土)、会場は国立京都国際会館・グランドプリンスホテル京都であります。わが国消化器関連学会の中でも最多の会員数を誇り、世界から期待されている本学会の総会会長を務めることは大変光栄であり、その責任の重さをひしひしと感じております。丹羽寛文理事長をはじめ役員の方々、すべての会員の皆様方のご指導・ご協力のもと、現在、医局員ともどもその成功へ向けて鋭意準備を進めているところです。

ご承知のように消化器内視鏡は診断から始まり、今日のEMR/ESDの隆盛にみるように治療領域に至るまで大きく進展して参りました。現在、世界的にみても早期癌の領域においては他に追随を許さない診断学・治療学がわが国で展開されております。本総会では、“内視鏡が見た夢、次に見る夢”をテーマに、これまでの日本の実績、及び、現在まで到達したものの他、それを踏まえて、今後 “何を、いかに目指すか”を議論する学会にもしてゆければと考えております。したがって本総会での発表・討論はこのテーマを最大限実現できるよう、主催者としてはシンポ・パネル・ワークショップなど最新の話題、重要な話題について33主題を企画致しました。招待講演や特別企画でも最新の話題および教育的価値の高いプログラムを予定しております。順次可及的速やかにご案内致す手配を進めております。いずれにしても、必ずや会員の皆様の関心に応えるものと確信しております。

伝統ある本学会は、その母体学会である日本胃カメラ学会(1959年創設)から約50年を閲します。長きにわたる諸先輩たちの営々たる積み重ねの上に、今日の本学会の隆盛があることは言うまでもありません。本総会がその伝統に立脚し、新たな展望を切り拓く土台になるよう、主催担当として力を尽くす所存です。皆様のご協力を切にお願い申し上げます。


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