会長:吉原正治
第46回日本消化器がん検診学会大会   
会長 : 吉原正治   
(広島大保健管理センター)  

 
  このたび,第46回日本消化器がん検診学会大会長を仰せつかりました。伝統ある本学会の大会長を拝命することは,大変に身に余る光栄であり,かつ,重責による緊張を感じております。この第46回日本消化器がん検診学会大会は,JDDW2008 の2008年10月1日(水)〜4日(土) のうち,とりわけ後半の2日間,10月3日(金),10月4日(土)が主なプログラムとなる予定です。荒川理事長をはじめとする役員の先生方,そして学会員の皆様のご指導を頂戴しながら,企画,運営をしていきたいと存じます。
   学術集会の基本であるプログラム作りには,先生方のお知恵を拝借し,より実りある学会として成功させるべく精一杯努力いたす所存でございます。全体の基調となるテーマは「未来へのACTION-検証と行動-」と考えています。プログラムの中にも,評価・検証し、なおかつ、行動することを取り入れ,精度管理,点検評価,そして,これからのあり方についての提言という基調を持たせたつもりです。
   消化器がん検診は、科学的評価に基づき,しかも,受診者へのメリットが高くなくてはならないと思います。評価の基本であるがん死亡率減少効果に加え,QOLの向上などの、個々人の期待、ニーズに応えることのできる検診でありたいと思います。現在の課題として、精度管理、高齢者の増加,安全でより高精度のモダリティへの期待、受診率の向上などがあり、これらを主題のテーマに据えることができました。
   ぜひ会員の諸先生方には、多くの演題のご応募とご参加をお願い申し上げます。JDDWならではの合同企画にも消化器がん検診の目指すところを盛り込むことができればと考えております。はじめての東京都における開催ということで,会場の品川は交通の便も大変によいところですので,ぜひとも,多くの先生方のご参加,ご発表をお待ちしております。
   多くの先生に参加をしていただき、討論を重ねることこそが,本学会の発展であり、消化器がん検診の進歩、改善そのものとなると存じます。学会の未来に寄与できる会になることを祈念し、会長のご挨拶とさせていただきます。