会長挨拶
会長 一瀬 雅夫

第45回 日本消化器がん検診学会大会
会長 : 一 瀬 雅 夫
(和歌山県立医大・2内科)

 第45回日本消化器がん検診学会大会は、来る2007年10月18日から21日の4日間、JDDW2007への全面参加の形で神戸市において開催されます。
この度、伝統ある本大会の会長を拝命致しました事、大変光栄に存じて居りますと共に、責任の重さに身のひきしまる思いが致して居ります。
御参加頂きます会員の諸先生方にとりまして、実り多く、良き思い出として残る学会となります様、誠心誠意努力させて頂く所存でございます。
荒川理事長はじめ理事、名誉会員、功労会員、評議員、そして学会委員の諸先生方におかれましては、何卒宜しく、御指導御鞭撻の程、御願い申し上げます次第でございます。
 さて、御存知の通り、本学会は、創立以来約50年に及ぶ歩みの中で、消化器がんの診断および検診に関し、単なる学術的研究にとどまらず、その成果を実際に応用、発展させると共に、その有効性評価を通して、わが国のがん対策やがん死亡率減少に大きく貢献した歴史を誇っております。さらに今日、我が国の消化器がん検診が、集団から個別へと変容しつつある社会的潮流を背景に、2006年4月からは、その名称を日本消化器がん検診学会と改めて、一層の学術研究活動の充実、更なる飛躍、一層の社会貢献を期す所であります。
 本大会では、罹患頻度が高い消化器癌、あるいは最近増加の一途を辿る高齢者のがんを対象に、検診を巡る諸問題を充分に検討して頂くと共に、先端技術を応用した消化器がん検診・診断に将来への夢を膨らませて頂ける様、主題、講演、レクチャーなどの企画を用意させて頂きました。御参加頂く先生方の活発な議論の展開を通じて、我が国の消化器がん検診の充実、国民の健康増進と福祉向上に貢献する情報発信がなされるきっかけとなります事を、切に希望して居ります。
 海、山、川にいだかれた美しいフロンテイア都市神戸でのJDDW2007に多くの先生方の御参加を心より御待ち申し上げて居ります。