議長挨拶


2004DDW−J 議長挨拶 2004.5.31 中澤三郎記

第12回日本消化器関連学会週間(Digestive Disease Week -Japan: DDW-Japan 2004)
の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
 DDW-Japan 2004は昨年同様に日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化器集団検診学会および日本消化吸収学会の5学会の参加により行われますが、今回は会場を初めて福岡に移しまして開催されることになりました。
 本週間は創立以来"スリムでアカデミック"を基本理念として掲げておりますが、最近の医療環境や社会情勢の変遷とともに情報公開や医療倫理の確立などが叫ばれており、本週間においても更に社会貢献を加え、基本理念の3本柱として患者本位の医療を推進するため、社会に開かれた医療を心がけてまいりたいと考えております。今後も関係各位が築いてこられた実績と栄誉を汚すことのなきようDDW-Japan のあるべき姿を求めて関係者一同,なお一層努力する所存であります。
 本週間は研究成果の発表、討論の場であると同時に、急速に発展しつつある消化器病の各分野における最新の知識を会員の皆様が吸収され、日々の消化器病診療に役立てていただくことも重要な目的であります。この目的達成のため今回も運営委員の方々の綿密な計画のもとにプログラムが作成されており、参加者が発表の内容を少しでも理解しやすいように工夫されております。学会発表の他、消化器病の医学・医療全体を総合的に修得するため教育講演、医療研修など時代に合致したテーマを盛り込んでおります。教育講演としては"消化器疾患最新のトピックス"をテーマに選び医学・医療の進歩を的確に把握出来るように工夫されており、医療研修会としては1)専門医制度の現状と今後の課題2)DPC(diagnosis procedure combination)に基づく包括支払い制度の現状と問題点などを設け、専門医制度が活動しつつある状況の中で消化器病医として如何に理解し対処するかを専門家に解説して戴くことになっております。また今回は、特に、特別企画として"プライマリケアにおける消化器臨床医のあり方"を取り上げることになりました。いずれも時代に合ったテーマでご期待頂けるものと存じます。
 DDW-Japanを通して、ご参加の皆様の研鑽が十分に行われ、本週間が患者医療の向上、健康余命の増大、予防医学の進歩・実践、介護の充実に成果を上げ、ひいては社会の発展と人類の福祉に大きく貢献することを願って止みません。冒頭の5学会の会員をはじめ、ご関係の皆様方のご参加・ご協力を賜りたくお願い申し上げる次第です。
DDW-Japan 2004はこれまで運営委員の先生方や関係の方々のご努力により着々と準備が進められてまいりました。ここに深甚の謝意を表する次第です。
本週間が盛会かつ成功裡に開催されることを心より祈念しご挨拶とさせていただきます。